「自家用自動車管理業」それは、「ハード」と「ソフト」を分ける発想です。
官公庁や企業、学校、幼稚園などには、役員車、送迎バスなど様々な車両(ハード)があります。自家用自動車管理業はそうした自家用自動車の管理、運転、整備、修理、燃料、消耗品などの総合的管理(ソフト)を長期契約に基づき請負う事業です。
お客様は、業務委託することにより、人件費などの経費削減、運転士の採用や教育といった労務管理の煩わしい業務から解放され、本来の業務に専念することができます。
「自家用自動車管理業」と「労働者派遣業」「運転代行業」との違い
■ 指揮命令(労働省告示第37号)
請負業の目的は仕事の完成です。従って請負業者が労働者に指揮命令してその仕事を完成させ、その結果責任を負います。
■ 労務管理(労働省告示第37号)
請負業は、業務の遂行方針に関する指示、出退勤の労働時間の管理、労働者の配置の決定など請負業者が自ら管理します。
■ 資材や経費(労働省告示第37号)
請負業では、必要経費や資材などを調達すること、また企画や専門的技術、経験などを有していることが条件となり、派遣業では、この逆にこれらの負担は派遣先自身が負うことになります。
(万一の事故の場合の賠償等のリスクは、請負業では、請負業者がその全責任を負いますが、派遣業では、派遣先がその全責任を負うことになります。)
■ 契約期間(労働者は兼業)
請負業では、長期的に継続して契約できます。契約期間の制限はありません。派遣業は、本来スポット契約が主で、一定期間の後継続して役務の提供を受けてはならないと定められています。
■ 運転代行業
運転代行業は、飲酒時・過労・病気などにより、正常な運転ができない個人に代わりその都度役務を提供するもので、通常は運転士2人一組で行動し、内1名が代行車で追随する形態で営業しており、そのシステムは自家用自動車管理業とは大きく異なります。